2019年12月に行われた演劇作品『配置された落下』(於：SCOOL）の記録映像です。
※音声と映像の一部が、やや見聞きしづらくなっている部分がございます。ご了承ください。

ステートメント
私は、あなたを見分けることが、できるだろうか。私とあなたしかいない、アパートの一室でさえも。
時折、私とあなたの視線が交差する。この世界で、ほかならぬあなたを見出すこと。それはひとつの暴力だ。時間を無効にし、私とあなたの距離を無効にし、そしてついには、私が私であることを、あなたがあなたであることを、崩壊させるに至るだろう。
この、見出すことの暴力のさなかに身を置くとき、崩壊した視線の奥底から、ひとつの生が浮かび上がるのを、われわれは知るのだ。
ひとはそれを、愛、と呼ぶ。

作・演出：山本伊等
出演：石田ミヲ、伊藤鴎（凹o）、瀧腰教寛
音楽：森健太朗
美術：冨樫
演出助手：ロビン・マナバット
制作：小野寺里穂
記録映像：富澤豊
記録写真：マコトオカザキ
戯曲／台本レイアウト：山本浩貴+h（いぬのせなか座）
フライヤー作品提供：村上万葉『odradek』
協力：楽ちん堂CAFE
作品HP：http://www.karera-justin.com/?p=87

☆山本伊等は、次回公演に向けた制作プロジェクト「NO PROGRESS」を始動しました。
制作の方法として、山本が書いたテクストに対して、メンバーがそれぞれ創作物をつくって応答します。それらについて座談会を開き、話し合った末、さらに山本がテクストによって応答していく、という形式をとります。それらを逐次noteの定期購読マガジンにアップすることで、芸術作品の制作過程における試行錯誤を読者/観客に体験していただくことを目的とします。

note：https://note.com/karerayamamoto/m/m0e1f4ae2e7f7