オンラインで開催したレッスンやセミナーを、一度きりで終わらせていませんか?
ヨガや料理、語学、資格、ビジネス、投資、コーチングなど、さまざまな分野でオンラインレッスンが一般的になりました。
そこで注目したいのが、収録したレッスンやセミナーを動画コンテンツとして販売する方法です。
一度動画を作れば、講師がその場にいなくても販売できます。過去のセミナーをアーカイブ商品にしたり、複数のレッスンをまとめてオンライン講座にしたりすることも可能です。
ただし、動画販売に使えるサービスはそれぞれ特徴が異なります。
この記事では、
- Filmuy(フィルミー)
- Udemy(ユーデミー)
- MOSH(モッシュ)
- コエテコカレッジ
の4サービスを比較します。
「自分のレッスン動画を販売したい」「過去のセミナーを収益化したい」という方は、ぜひ参考にしてください。
※料金・手数料・機能は2026年8月時点の公式情報をもとにしています。
レッスン・セミナー動画の販売方法は大きく2種類
まず知っておきたいのが、動画販売サービスには大きく分けて2つのタイプがあることです。
1. マーケットプレイス型
Udemyのように、多くの講師と受講生が集まるプラットフォームへ講座を出品するタイプです。
大きなメリットは、プラットフォーム自体に集客力があること。
自分で多くのアクセスを集められなくても、検索やおすすめなどから講座を見つけてもらえる可能性があります。
一方で、販売方法や価格、見せ方などはプラットフォームの仕組みに左右されます。
2. 自分の動画ショップ・スクールを作る型
FilmuyやMOSH、コエテコカレッジなどはこちらに近いサービスです。
自分の商品として動画を販売し、自分で受講生を集めます。
集客は必要ですが、
「○○先生のオンライン講座」 「○○セミナー動画ショップ」
といった形で、自分のブランドを育てやすいのがメリットです。
すでに対面教室やSNS、YouTube、メルマガなどでお客さんとの接点を持っている人には、特に相性のよい方法です。
4つの動画販売プラットフォームを比較
| サービス | 向いている人 | 月額費用 | 動画販売 | サブスク | 集客 |
|---|---|---|---|---|---|
| Filmuy | レッスン・セミナー動画そのものを販売したい | 0円〜 | ◎ | ◎ | 自分で行う |
| Udemy | Udemy内から新規受講生を獲得したい | 0円 | ◎ | △ | プラットフォーム内集客あり |
| MOSH | 動画+予約・ライブレッスンを運営したい | 0円〜 | ○ | ◎ | 自分で行う |
| コエテコカレッジ | 本格的なオンラインスクールを運営したい | 0円〜 | ◎ | ◎ | 基本的に自分で行う |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. Filmuy(フィルミー)|動画販売をシンプルに始めたい人におすすめ
Filmuyは、動画を販売するためのショップを簡単に作れる動画販売プラットフォームです。
レッスン動画、オンライン講座、セミナー録画、スクール動画など、「動画そのものを商品として販売する」ことを中心に設計されています。
無料枠では初期費用・月額費用がかからず、4GBまで利用できます。動画が購入された場合に販売金額の20%と決済手数料が発生する仕組みです。
Filmuyの特徴
販売方法が豊富なのがFilmuyの大きな特徴です。
- 月額見放題・サブスクリプション
- レンタル販売
- ダウンロード販売
- 複数動画のセット販売
- パスワードを使った限定公開
などに対応しています。
たとえば、2時間のセミナーを単品で販売するだけでなく、
「初心者編・中級編・上級編をセットで販売する」
「過去のセミナー動画を月額制で見放題にする」
といった売り方もできます。
クレジットカードのほか、Apple Pay、Amazon Pay、PayPalなど複数の決済方法に対応しているのも便利です。購入者はiOS・Androidアプリから動画を視聴できます。
さらに、動画が再生できないといった視聴トラブルについてはFilmuy側がメールサポートを行います。動画販売では購入後の問い合わせ対応が意外と負担になるため、講師側にとっては見逃せないポイントです。
Filmuyが向いている人
特におすすめなのは、
「集客は自分でできるので、動画を販売する仕組みだけ欲しい」
という人です。
すでに教室の生徒がいる先生や、SNS・YouTube・ブログ・メルマガなどに読者やフォロワーがいる人なら、マーケットプレイスの集客力に頼る必要はありません。
自分の商品として動画を販売したい場合は、Filmuyが非常にシンプルな選択肢です。
2. Udemy|プラットフォーム内の集客力を活用したい人向け
Udemyは世界的に利用されているオンライン学習プラットフォームです。
Filmuyとの大きな違いは、自分のショップを作るというより、Udemyという巨大なマーケットに自分の講座を出品することです。
コースの作成・ホスティング自体には料金がかかりません。講師自身のクーポンや紹介リンク経由の販売では講師が純収益の97%を受け取り、Udemy側が獲得した販売では37%を受け取る収益分配となっています。
Udemyの魅力は、やはりプラットフォーム内で受講生を獲得できる可能性があることです。
「まだ自分の顧客をほとんど持っていない」
という講師にとっては有力な選択肢でしょう。
一方、自分独自の動画ショップを育てるというより、基本的には「Udemyの中の講師」として講座を販売する形になります。
そのため、自分のブランドを前面に出して動画ビジネスを育てたい場合には、Filmuyのようなショップ型サービスのほうが向いています。
3. MOSH|ライブレッスンと動画販売を組み合わせたい人向け
MOSHは、レッスン・予約・決済・会員サイトなどをまとめて管理できるサービスです。
オンラインサロン、レッスンアーカイブ、動画コンテンツ販売、継続学習プログラムなどに対応しており、動画だけでなくサービス全体を運営できるのが特徴です。
通常プランでは初期費用・月額費用は0円で、Stripeを利用したカード決済の場合は6.5%+99円/件などの手数料体系となっています。サブスクや分割決済にも対応しています。
特に、
- Zoomを使ったオンラインレッスン
- 予約受付
- 月額制スクール
- 会員限定動画
- コミュニティ
- 個別サービス
などを一体化したい人には便利です。
反対に、「録画したセミナーをアップロードして販売するだけ」なら、機能が豊富すぎる場合もあります。
ライブレッスンを中心に事業を組み立てるならMOSH、動画販売そのものを中心にしたいならFilmuy、という選び方が分かりやすいでしょう。
4. コエテコカレッジ|本格的なオンラインスクールを作りたい人向け
コエテコカレッジは、動画講座やライブ講座、サブスクなどを販売できるオンラインスクール向けプラットフォームです。
単に動画を販売するだけでなく、
- 受講者管理
- メール配信
- 問題集
- 課題提出
- 学習カリキュラム
- 動画文字起こし・要約
など、eラーニングに近い機能が充実しています。
フリープランは月額0円で、動画講座・サブスクの決済手数料は15%、動画容量は5GBです。
プロプランでは年払いの場合は月額換算9,900円、月払いの場合は14,850円で、動画講座・サブスクの決済手数料は5.9%、容量は200GBになります。
資格講座や長期間のスクールなど、受講者の進捗まで管理する本格的なオンライン教育サービスを作りたい場合には魅力的です。
一方、数本のセミナー動画をまず販売してみたいという人には、やや高機能かもしれません。
結局どのサービスを選べばいい?
4つのサービスには、それぞれ明確な強みがあります。
Udemyがおすすめな人
自分で集客する自信がなく、まず多くの受講生がいるマーケットに講座を出したい人。
講座のテーマがUdemyユーザーと相性がよければ、新しい顧客との接点を作れる可能性があります。
MOSHがおすすめな人
ライブレッスンや個別サービスと動画販売を組み合わせたい人。
予約から決済、会員サイトまで一つのサービスで運営したい場合に便利です。
コエテコカレッジがおすすめな人
カリキュラム、課題、問題集などを備えた本格的なオンラインスクールを運営したい人。
単なる動画販売ではなく「教育サービス」を構築したい場合に適しています。
Filmuyがおすすめな人
レッスンやセミナーの動画を、自分の商品としてシンプルに販売したい人。
特に、
- 過去のセミナー動画を販売したい
- オンラインレッスンを録画して販売したい
- 複数のレッスンをセット販売したい
- 月額見放題サービスを始めたい
- 自分のブランドで動画ショップを運営したい
- 最初から固定の月額費用をかけたくない
という場合にはFilmuyが使いやすいでしょう。
「まず動画を1本売ってみる」ならFilmuy
オンライン講座を始めようとすると、
「カリキュラムを全部作らなければ」
「何十本も動画を撮影しなければ」
と考えてしまいがちです。
しかし、最初から大規模なオンラインスクールを作る必要はありません。
たとえば、以前開催した90分のセミナーがあるなら、それを1本の商品として販売するところから始めることもできます。
購入者が増えてきたら、
1本目のセミナーを販売
↓
関連するセミナーを追加
↓
3本セットの商品を作る
↓
動画が増えたら月額見放題を作る
というように、少しずつ商品を増やしていけばよいのです。
このような「小さく始めて、売れたら広げる」動画販売と相性がいいのがFilmuyです。
初期費用・月額費用0円の範囲から始められるため、「動画販売が本当に自分のビジネスになるのか、まず試してみたい」という人にも向いています。
まとめ|目的に合った動画販売プラットフォームを選ぼう
オンラインレッスンやセミナーを動画として販売すれば、一度開催した講座を継続的な商品に変えることができます。
今回紹介したサービスは、それぞれ得意分野が違います。
Udemy
→ プラットフォーム内から新規受講生を獲得したい
MOSH
→ ライブレッスン・予約・動画をまとめて運営したい
コエテコカレッジ
→ 本格的なオンラインスクールを構築したい
Filmuy
→ 自分のレッスン・セミナー動画をシンプルに販売したい
特に、すでに教室の生徒や顧客、SNS・YouTubeなどの視聴者がいるのであれば、大きなマーケットプレイスに依存する必要はありません。
自分で集客し、自分の動画商品として販売する。
そんな仕組みを作りたいなら、Filmuyから始めてみてはいかがでしょうか。
オンライン講座・スクール動画を販売したい方は、こちらも参考にしてください。


