オンライン講座を作ったものの、「いくらで売ればいいのかわからない」と手が止まってしまう方は少なくありません。安すぎれば作業量に見合わず、高すぎれば最初の1本が売れない。価格は講座の内容と同じくらい、売上を左右する大事な要素です。
この記事では、価格を決めるための考え方と具体的な方法に加え、販売手数料20%を差し引いた手取りの計算方法まで解説します。
価格を決める前に押さえたい3つの視点
1. 「時間」ではなく「得られる変化」で考える
動画講座の価格は、収録にかかった時間では決まりません。受講者が見るのは、「この講座で何ができるようになるのか」「どんな悩みが解決するのか」です。
たとえば、30分の動画でも、料理の失敗が減る、ゴルフのスコアが縮まる、資格試験の弱点を克服できるといった変化が明確なら、価値は十分に伝わります。価格は、その変化に対して相手が払ってもいいと思える金額から逆算します。
2. 対面レッスンとの比較を意識する
すでに対面で教えている方は、1回あたりのレッスン料が基準になります。動画は何度でも見返せる反面、直接質問できないため、対面と同額にはしにくいのが一般的です。「対面1回分の何割か」を目安に考えると、極端にずれにくくなります。
3. 動画は「在庫なしで何度でも売れる」商品である
対面レッスンは、1回ごとに自分の時間を使います。動画は一度作れば、寝ている間も売れる資産になります。そのため、1本あたりの単価を無理に上げるより、「手の届きやすい価格で数を売る」戦略も成り立ちます。
価格の決め方4つのアプローチ
① 競合・類似講座の価格を調べる
まず、同じジャンルの講座がいくらで売られているか確認しましょう。動画販売サイト、オンラインスクール、書籍やセミナーの価格が参考になります。相場から大きく外れると、安すぎて質を疑われたり、高すぎて比較で負けたりします。調べた価格帯の中で、自分の強みに合わせて位置づけを決めます。
② 提供する内容の量・深さで決める
動画の本数や総再生時間、教材の有無、課題やフィードバックの有無など、中身のボリュームに応じて価格を段階づけます。「入門編」と「実践編」を分けるなど、内容の違いが価格の違いとして説明できると、購入者も納得しやすくなります。
③ 目標の手取り額から逆算する
「月にいくら手元に残したいか」から、必要な販売数を逆算する方法です。後半で具体的に計算します。副業として始める方には、目標が明確になるのでおすすめです。
④ 価格帯を複数用意する
単品、シリーズセット、上位版といった複数の価格帯を用意する方法です。入門用の低価格講座で信頼を得て、次に本格的な講座へ進んでもらう流れを作れば、購入者の単価も上がります。
手数料20%を引いた手取りを試算する
動画販売の価格を決めるときは、「売値」と「手取り」を分けて考えることが重要です。フィルミーの場合、初期費用・月額費用は0円で、販売ごとに20%の手数料がかかります。手取りの目安は次のとおりです。
| 販売価格 | 手数料(20%) | 手取り |
|---|---|---|
| 3,000円 | 600円 | 2,400円 |
| 5,000円 | 1,000円 | 4,000円 |
| 10,000円 | 2,000円 | 8,000円 |
| 30,000円 | 6,000円 | 24,000円 |
計算式はとてもシンプルで、手取り = 販売価格 × 0.8 です。
逆に、「手取りで〇〇円ほしい」から販売価格を決めるときは、販売価格 = 希望の手取り ÷ 0.8 になります。手取り4,000円ほしい場合は、4,000 ÷ 0.8 = 5,000円です。
※実際の手取りは、決済手数料の扱いや税金(所得税・消費税など)によっても変わります。最新の料金体系はフィルミーの公式ページで、税務は税理士や税務署の情報で確認してください。
月10万円の手取りに必要な販売数
「月10万円の手取り」を目標にした場合、手数料20%を考慮すると、販売額の合計が約12万5,000円(100,000 ÷ 0.8)必要です。価格帯別の必要販売数は次のようになります。
| 販売価格 | 必要な販売数(月) |
|---|---|
| 5,000円 | 25本 |
| 10,000円 | 13本(12.5本を切り上げ) |
| 30,000円 | 5本(約4.2本を切り上げ) |
低価格なら購入のハードルは下がりますが、数をこなす必要があります。高価格なら少ない販売数で目標に届きますが、購入前の信頼づくりが欠かせません。自分の集客力(SNSのフォロワーや生徒数)と照らし合わせて、現実的なラインを選びましょう。
よくある価格設定の失敗
安くしすぎる。 「まず売れてほしい」と極端に安くすると、手取りが少なすぎて続けられなくなります。値上げは難しいため、最初から無理のない価格にしましょう。
手数料を忘れて計算する。 売値だけで利益を考えると、実際の手取りが想定より少なくなります。必ず手取りベースで考える習慣をつけてください。
一度決めたら変えない。 価格は固定ではありません。売れ行きや反応を見ながら、見直して問題ありません。
まとめ
オンライン講座の価格は、次の流れで決めると迷いにくくなります。
- 受講者が得られる変化を言葉にする
- 競合や対面レッスンの価格を調べる
- 手取りから逆算して、必要な販売数を確認する
- 価格帯を複数用意し、売れ行きを見て調整する
フィルミーなら、初期費用・月額費用0円で、売れたときだけ手数料20%です。まずは試しに価格を決めて、ショップを開いてみてください。
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