「自分の知識や経験を動画にして販売したい。でも、何を商品にすればよいのかわからない」
動画販売を考え始めたとき、最初に迷うのがジャンル選びです。料理やスポーツのレッスンを思い浮かべる方もいれば、仕事で使うスキル、趣味の制作活動、セミナーの録画などを候補にする方もいるでしょう。
動画販売に向いているのは、有名な講師の本格的な講座だけではありません。手元の作業を見せられること、繰り返し練習できること、ある人にとって見たい内容であること。こうした価値があれば、小さなテーマでも商品を考えられます。
この記事では、動画販売に向いている12のジャンルと、具体的な商品アイデアを紹介します。自分の得意なことと、届けたい相手を結びつける参考にしてください。
動画販売に向いているジャンルを見分けるポイント
ジャンル名を選ぶ前に、その内容を動画にすることで何が伝わるかを考えてみましょう。
動き・音・手順を見せられる
文章で説明すると長くなる作業も、実演なら伝えやすいことがあります。包丁の動かし方、楽器の指使い、ソフトの操作、作品ができあがるまでの工程などは、その例です。
完成品に加えて、途中の状態や判断のタイミングまで見せられると、動画ならではの価値が生まれます。
見返す理由がある
練習中に確認したい、作業しながら手順を追いたい、試験前に復習したい。こうした用途がある内容は、購入後の使い方を説明しやすくなります。
ただし、繰り返し見る用途がなくても、舞台作品やイベントの記録のように、その映像自体を見たい人がいる場合は商品を考えられます。
誰にとって必要な内容かが具体的
同じ「料理」でも、初めてパンを焼く人と、教室で教える人が求める内容は異なります。
「初心者向け」「経験者の練習用」「講師の指導用」など、対象が具体的になるほど、必要な説明や撮影方法も決めやすくなります。
動画販売に向いている12ジャンルと商品例
以下は、販売する内容を考えるための企画例です。自分が教えられる範囲や、制作できる映像に合わせて選んでみてください。
| ジャンル | 動画で伝えやすい内容 | 商品アイデアの例 |
|---|---|---|
| スポーツ・フィットネス | 身体の動き、フォーム、練習の流れ | 初心者向けのゴルフ練習講座 |
| 料理・製菓・製パン | 手元の作業、食材の状態、仕上がり | 家庭で作るパンの基礎講座 |
| ハンドメイド・手芸 | 道具の使い方、制作工程 | 一つのバッグを完成させる講座 |
| 音楽・楽器 | 音、指使い、演奏のタイミング | ギターのコードチェンジ練習講座 |
| 語学 | 発音、会話、聞き取り | 旅行で使う英会話の練習講座 |
| 資格・学習 | 解き方、考え方、復習の順序 | 苦手分野を集中的に学ぶ講座 |
| パソコン・デザイン・プログラミング | 画面操作、制作過程 | Excelで月次レポートを作る講座 |
| 美容・ヘアメイク・ネイル | 手元の動き、道具の扱い | 基本のヘアアレンジ講座 |
| 占いの学習 | カードの展開、読み解く過程 | タロットの基礎と実践例の講座 |
| ビジネス・専門研修 | 事例、業務の手順、判断の過程 | 新任リーダー向けの面談準備講座 |
| 写真・映像・創作 | 撮影、編集、作品を作る過程 | 商品写真の撮影と編集講座 |
| 舞台・ライブ・発表会・映像作品 | 公演や作品そのもの | 公演のアーカイブ映像 |
1. スポーツ・フィットネス
ゴルフ、ヨガ、ダンスなどは、身体の動きを実演できるジャンルです。動作の順番や、正面と横から見た違いを示せるため、練習の参考になる動画を作れます。
講座にするなら、「初心者が最初に覚える動き」「道具を使わずにできる練習」など、対象と場面を絞ると構成しやすくなります。全身を見せる映像と、足元や手元を見せる映像を使い分けることも考えられます。
2. 料理・製菓・製パン
レシピの分量だけではわかりにくい、こね具合、混ぜ方、成形の手順などを見せられます。「この状態になったら次へ進む」という判断まで説明すると、視聴者が自宅で作るときの助けになります。
たとえば「基本のパン生地から三種類を作る」「季節の焼き菓子を作る」といった講座が考えられます。必要な材料や道具、所要時間も示しておくと、購入前に内容を判断しやすくなります。
3. ハンドメイド・手芸
編み物、刺繍、洋裁、キルト、アクセサリー制作などは、細かな手元の作業を見せられる分野です。視聴者は動画を止めながら、自分の制作を進められます。
最初の商品は、一つの作品を完成させる内容にすると、講座のゴールが伝わります。「材料の準備」「基本の作業」「組み立て」「仕上げ」の順に整理し、迷いやすい部分を近くから撮るとよいでしょう。
4. 音楽・楽器
音楽のレッスンでは、音と動きを一緒に伝えられることが強みです。ギターの指使い、ピアノの手の動き、リズムの取り方、音楽制作ソフトの操作などを扱えます。
「コードチェンジを練習する」「リズムパターンを身につける」など、練習の目的を絞ると、視聴者が使いやすい教材になります。ゆっくりした実演と通常の速さの実演を用意する方法もあります。
5. 語学
発音の口の動き、会話の間、聞き取りと応答の練習など、語学にも映像と音声を使える内容があります。
広く「英語を学ぶ」とするより、「旅行先で注文する」「オンライン会議で質問する」など、使う場面を決めると商品を説明しやすくなります。講師の説明に加え、視聴者が声に出して練習する時間を設けることもできます。
6. 資格・学習
問題の解き方を順に示したり、図を描きながら考え方を説明したりする講座です。視聴者がつまずきやすい部分を整理できる講師に向いています。
全範囲を扱う大きな講座のほか、「計算問題の基礎」「特定単元の復習」などの小さなテーマも候補になります。何を学べるか、どの程度の予備知識が必要かを明示し、教材の対象年度や範囲もわかるようにしておきましょう。
7. パソコン・デザイン・プログラミング
画面を録画しながら操作を説明できるジャンルです。Excel、プレゼンテーション資料、デザインソフト、Web制作、プログラミングなど、仕事や制作で使うスキルを扱えます。
「機能を順番に紹介する」内容に加え、「月次レポートを作る」「ショップのバナーを作る」など、完成物を決めた講座も考えられます。使用するソフトやバージョン、必要な環境を商品ページに記載すると、受講者が選びやすくなります。
8. 美容・ヘアメイク・ネイル
道具の持ち方や手の動き、少しずつ仕上げていく工程を見せられます。全体の仕上がりと細部を組み合わせることで、視聴者が手順を追いやすくなります。
「自分でできる基本のヘアアレンジ」「一つのネイルデザインを仕上げる」など、対象と到達点を具体的にすると、講座の範囲が決まります。必要な道具や、セルフ向け・技術者向けといった違いも示しておきましょう。
9. 占いの学習
タロットカードの展開や、読み解く過程を実演する講座です。意味の一覧を説明するだけでなく、例を使って「どの順番で考えるか」を見せる内容も作れます。
初心者向けの基礎講座、特定の展開方法を学ぶ講座、複数の実践例を解説する講座などが候補です。何を学び、どのような練習をする教材なのかを明確にすると、学びたい人へ届けやすくなります。
10. ビジネス・専門研修
営業、接客、マネジメント、業務改善など、実務経験を教材にする分野です。作業の手順に加えて、判断の理由や事例を説明できることが講座の価値になります。
たとえば「新任リーダーが面談を準備する」「小さなお店の接客を見直す」といったテーマが考えられます。対象となる役割や業務を絞ると、受講者が自分に必要な内容かを判断しやすくなります。
11. 写真・映像・創作
写真の撮影、動画編集、イラスト制作など、作品ができるまでの過程を見せる講座です。完成した作品からはわからない、設定や試行錯誤を伝えられます。
「自宅で商品写真を撮る」「短い紹介動画を編集する」など、身近な用途に絞る方法もあります。素材の選び方から仕上げまでを通して見せると、視聴者が制作を進める際の参考になります。
12. 舞台・ライブ・発表会・映像作品
動画販売には、知識や技術を教える講座のほかに、映像そのものを届ける商品もあります。舞台公演、ライブ、発表会、自主制作映画などです。
当日来られなかった人や、もう一度見たい人に向けた販売を考えられます。講座とは違い、公演や作品の内容、収録範囲、視聴できる期間が購入の判断材料になります。販売する映像は、出演者や音楽などを含め、必要な許諾を確認したものを用意しましょう。
自分に合うジャンルは「経験」と「相手」から選ぶ
候補がいくつかあるときは、次の三つを考えてみてください。
自分が具体的に説明できることは何か
日頃教えていること、仕事で繰り返している作業、長く続けている趣味などから探します。上手にできるだけでなく、初心者が迷うところや、失敗したときの見直し方まで説明できるかが手がかりになります。
その内容を必要としている人は誰か
生徒、顧客、同じ趣味を始めた人、仕事でその作業を担当する人など、具体的な相手を思い浮かべましょう。
同じジャンルでも、相手によって商品の形は変わります。初心者には準備から順に進む講座、経験者には特定の技術を深く扱う講座が候補になります。
最初に作れる内容はどこまでか
初めから大きなシリーズを用意する必要はありません。一つの作品を作る、一つの操作を覚える、一つの練習をするなど、完成させられる範囲に絞ってみましょう。
選んだジャンルのなかで、「誰が、何をできるようになる動画か」を一文にできると、撮影と商品説明の方向が決まります。作品やイベント映像なら、「誰が、何を見たいと思う映像か」を考えます。
無料動画があるジャンルでも、商品の作り方を考えられる
料理、語学、楽器などには、無料で見られる動画もたくさんあります。そのなかで有料商品を作るなら、購入者が何に価値を感じるかを具体的に示すことが大切です。
たとえば、準備から完成まで順序立てて学べる、途中の判断を詳しく見られる、練習の手順がまとまっている、といった価値が考えられます。
商品ページには、対象者、扱う内容、必要な道具、動画の長さ、受講後に取り組めることを記載しましょう。作品や公演の映像なら、収録内容や見どころを伝えます。
ジャンルの人気だけでは、購入されるかどうかは決まりません。内容と伝え方に加え、その動画を必要とする人へ案内する方法も考えておきましょう。
フィルミーなら、初期費用・月額費用0円のプランから始められる
販売する内容が決まったら、購入者が動画を買い、視聴できる環境を用意します。
フィルミー(Filmuy)は、自分の動画販売ショップを開設できるサービスです。動画をアップロードし、価格や販売方法を設定して、ショップの公開申請へ進めます。
無料プランは、初期費用・月額費用0円で、ショップ全体の動画容量が4GBまで。動画が売れたときには、販売金額の20%が手数料として差し引かれます。容量を増やしたい場合などには有料プランも用意されています。詳しくは料金プランをご覧ください。
販売方法には、レンタル、ダウンロード、月額見放題があり、複数の動画をセットにすることもできます。
| コンテンツの使い方 | 販売方法の候補 |
|---|---|
| 一つのテーマを学ぶ・一つの作品を見る | レンタル販売、ダウンロード販売 |
| 複数の動画を順番に学ぶ | セット販売 |
| 継続して追加する動画を見てもらう | 月額見放題 |
まずは完成した一本や小さな講座から始め、続けて作れる内容が見えてきたら、商品の増やし方を考えてみてください。
得意なジャンルから、最初の商品を考えてみよう
動画販売に向いているジャンルは、スポーツや料理だけでなく、手芸、音楽、語学、仕事のスキル、創作、舞台映像などにも広がっています。
紹介したジャンルのなかから、自分が説明できること、見せられることを一つ選んでみましょう。そこに「届けたい相手」と「動画で伝える内容」を加えると、商品の輪郭が見えてきます。
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