【AIを先取りしていた道策のカケの秘密を徹底解説】
古いものでも、時代が巡ると最新のものになる。
その根底にあるものがしっかりしていれば、一時廃れても必ず復活するのである。
ケイマカカリからのカケ定石は、AIが採用するようになり、いまでは人気定石となっている。だが、この定石はけっして新しいものではなく、昔から打たれてきたものである。
特に、本因坊道策はこのカケ定石を得意の型として愛用していた。
道策はどのような考えでカケを打っていたのか!?
本作「カケの奥義~道策の碁に学ぶ~」は、道策の打碁をプロ囲碁棋士 桑本晋平が調べ研究したものであり、研究者自身で徹底解説していく渾身の動画である。
古碁を学びながら究極の一手を目指す者。AIの示した一手の意味を噛み締め、自分自身の戦いに取り入れたい者。囲碁の高みを目指す者にとって、見逃すことのできない研究動画である。
【内容】
1. はじめに:道策がカケ定石を用いる時には、とある理論があった
2. 考察:道策のカケ定石の基本形を確認
3. 道策 vs 安井知哲(1666年)
4. 安井知哲 vs 道策(1668年6月8日)
5. 安井算哲 vs 道策(1668年10月18日)
6. 考察:ハサミ返しに変化するロジック
7. 道策 vs 安井知哲(1666年)カケとハサミ返し
8. 安井知哲 vs 道策(1668年6月8日)模様より優先
9. 安井知哲 vs 道策(1670年9月20日)
10. 河井長太夫との二子局(1673年)
11. 井上因碩(道砂)との二子局 変わった手
12. 安井知哲との二子局1
13. 安井知哲との二子局2(1674年8月25日)
14. 安井知哲との二子局3(1674年)
15. 井上因碩(道砂)vs 安井春知(1674年)
16. 安井春知 vs 道策 二子局(1683年11月19日)道策「*生涯*の一局」
17. 星合八碩 との二子局(1684年4月23日)
18. 境道哲との二子局(1697年6月3日)
19. 小林光一 vs 趙治勲(1992年5月15日)
20. カケられた場合:安井知哲 vs 道策(1667年10月20日)
21. カケられた場合:安井知哲との二子局(延宝年間)
22. カケられた場合:道策 vs 道悦(寛文年間)
23. 安井知哲 vs 道策(1668年6月8日)カケられた場合の考え方
24. 考察:いつから打たれていたのか
25. 安井算知 vs 本因坊算悦(1645年10月16日)
26. 道悦 vs 算悦
27. 道悦 vs 道策(1670年)
28. まとめ
(約1時間/研究・解説:桑本晋平)
(2021年8月5日発売)