前歌の後半の歌のアドバイスになります。 特に軟口蓋のハイポジションをブレスの時につくるススメとアタリのノム箇所を解説。 軟口蓋のハイポジションを作る為にはいろんな方法でアプローチできます。 まずは顔の筋肉をあげる、指を実際軟口蓋にあててゲボラインを意識などなどやり方はたくさんありますが、鼻呼吸で喉の奥がすずしくなるところが軟口蓋です。ブレスの時に涼しくなるところを意識して上げてから歌い始める練習を行いましょう。 ボイスチェンジの音程の安定や息のコントロールが楽になります。 なかなか軟口蓋の場所がわかりずらい方は、歌の二つ目の高い音から逆算して、一つ目の言葉を歌ってみましょう。
夕顔前歌全編の動画と後半のテンポが上がってくるところの軽やかに弾くコツをお伝えしています。 ついつい歌を歌うのがいっぱいいっぱいになり、手が力任せに弾いたりコントロールできなくなりがちです。 しっかり弾き方を細かく練習して、考えずに予定通り弾けるようにしてから歌と合わせる練習をおすすめします。手だけの音源をつくり、カラオケで歌のみの連写も是非行ってください。 両方やることで手と歌の二重人格のように演奏できます。 ただ通して弾くだけの練習ではなく、細かい練習が実を結びます!お試しください。
前歌の最初はどの曲も難しいですが、まずは夕顔で徹底的に練習すると、他の曲でも同じパターンなので使えます!! 歌がついて、歌えるようになったら、 この動画でより地唄箏曲らしく演出していきましょう。 そんなポイントの動画となります。 少し長い動画ですが、それだけやるべき事(気をつけること)が沢山あるということです。。。 最終的には歌の人格、手の人格の二重人格で曲を仕上げられるよう、目標にしましょう!
トテトテは古典作品や宮城作品、現代曲と沢山出てくるテクニックですが、なかなか力の抜けた裏の親指の音が軽く弾けない方が多く、また教えるのがとても難しいテクニックです。そこで、今日はトテトテの補講になります。 そのテクニックを身につけるには 1.親指の指の具合 ショートケーキを掴むくらいの強さ 2.中指がトンと弾いた瞬間に脱力の勢いで親指が絃を捉えること 3.中指を弾いて。親指を弾くまでに腕が先行し、指で弾かない。(手のカタチは柔らかく固定) 4.腕が先行し親指の爪でセロハンテープを優しく剥がすように跳ね上げる 5.腕の先行により、親指の弾く位置は糸に着いてから跳ね上げるまでに位置が変わる この五つがポイントになります。 ゆっくり大袈裟に動かして筋肉の使い方を覚えてから、速く弾くためにその動きをコンパクトにしていきましょう。
千鳥の曲の後歌ですが、一音下げてCを基音にして歌っています(メンズなのですみません) 軟口蓋をあげるコツは上唇にあり、オやウといった喉が奥に広がる母音こそコツが掴みやすいです。 オやウのときに上唇を摘み、強制的に喉の奥が奥に広がる感覚を掴むとの、響きが奥の方で発音され、そのまま鼻腔に上がる感覚を掴みましょう。 オの母音から他の母音に行く時に響く場所をキープできるように何度も練習してみてください。 下顎は動かさず、下顎に響きがこないよう、唸らないように、発音は耳元で!!
千鳥の曲の手事の演奏とともに、この曲の自分なりの注意点や練習方法を取り上げてみました。よくこの曲でつまづくシャシャテンやトンカラテンのフレーズのコツなどです。 昔のアーカイブとともにまたご覧いただけたらより深く勉強できるかと思います。 今日のまとめでは、自分が箏を演奏するときのイメージなども 伝えています。「空気感と方向」という以前のアーカイブにも繋がる事ですが イメージ感って大事だと思うのであえてお話ししています。 皆さんの参考になれば、嬉しいです。
千鳥の曲前歌の後半、すなわち下句になります。 ここの部分は前半の佳境になります。 いきなり歌の入り口 君が の部分は 裏声でも地声でも歌い難いFの音程からです。 ちょうど声の質の変わり目になる方が 多いと思います。 長くいろんな歌を歌うと裏声、地声ともに育って音域が広がりますが、普段そこまで歌う機会がない方は 裏声のみで高い音から低い音まで歌う練習、 地声でも少しずつ高い音が鳴るようにトレーニングしてゆくと自ずとミックスボイスが育ちます。 が、そこまで待てないあなた! 今回は声質が変わるところを「唇の使い方」で 歌いやすくなるコツを伝授。 唇と軟口蓋は密接につながっていますが、 今回は唇をつかって母音の響きを整えて 鼻腔で安定して鳴らすコツになります。 唇は普段の日本語では使いません。 日本人は唇を使うのが下手な民族なのです。 でも歌の時は日本語とはいえ使えるものは 総動員しないといろんな音は出ません。 唇の使い方を色々これからも伝授していきますので、 普段から唇を自由に使えるように 動かしてみてください。 唇で遊ぶという感覚がトレーニングには良いと思います。
千鳥の曲、名曲だし1人で弾きたい! でも歌難しい。。。😭 そんな貴方に朗報です。 千鳥の曲、ちゃんと歌えるようにする企画! まず、ど頭の一節「しほの山」 和歌の枕詞でもありますが実際 塩ノ山っていう小さい丘があるんだとか。。。 和歌の意味は 「塩の山に近い差出の磯に棲息するチドリの声も、君の御代が永遠であることを祈っている」で、 宮中の長寿を祝って詠まれたものです。 ちなみに、さしでの磯は現在の山梨市万力付近を流れる笛吹川右岸に突き出る断崖を指しています。 さて、前節はさておき、 ここの部分どーにもこーにもモノにならない気がしませんか?私はとても悩みました。 ●間がわからない ●節が難しい ●息が続かない どうしたら人に聞いてもらえる歌になるか、、、 つきつめると地唄や箏歌の格の部分がここに詰まっています。 1.大間といいながら、打替というカウントチェンジ。 2.合いの手でわりと自由にテンポ作ってよね、という暗黙の了解事項。 3.ブレスは書いてあるところでやるのが大前提だけど、 歌う人の力量でほど良き場所で追加しましょうという暗黙の了解事項パート2。 4.歌の節はしっかり弾まないとダサいよ説。 こんな大事な事、早く言ってよ!! ということばかりですが、 実際そうなんです。 初歩の曲だし、それを理解するより慣れろ! が口伝業界の鉄則。笑 ま、それも近道の一つですが、 その裏付けもあるとなおかつ しっかり骨組みができますよね。 どうぞ、骨組みをこの動画で掴んでみてください。 細かなテンポや歌の節癖などはご自分の師のを 掴んでください。
音程の跳躍は息の支えを使わないと、歌が軽くなったり幼くなります。また、前に押しすぎると息の太さや響きが変わり言葉が破綻します。 母音の跳躍 子音の跳躍 下がってくる時の息の支え 幅の広い跳躍 身体の使い方などや息のワンポイント的なコツをお伝えしています。 色々な引き出しを身につけて、跳躍を楽に行いましょう。
視聴者の方からのご質問を頂きました。 人差し指と親指の二和音の音圧を高めるにはどうしたら良いですか? その回答には演奏に関してとても大切な事を含んでいました。演奏のダイナミクス(強弱)は力だけではなく、爪が弦に入る方向やその距離感(空気感)が大切です。 いくつかの失敗しやすい奏法をこの空気感と方向性を取り入れることにより、速く正確にひけるようになったり、さまざまな音色を出す事ができるようになります。 1 つまみ上げ 2 人差し指と中指のウォーキング 3 親指の下り 4 トンテン またご質問を頂いて回答を動画にする機会があればと思っております。気兼ねなくご質問ください。 参考動画として、中井智弥作曲 Prime NunberをYouTubeにアップします。横からの撮影なので、手の空気感が分かりやすいです。爪が弦に入る方向や距離をお確かめください!限定公開なので、このリンクからしか入れません。 https://youtu.be/RzW7_plPsYo
地唄をはじめたばかりの方、 長年やっているけど声が細い方、 声枯れがしやすい方、 鼻腔の響きが掴めない人 そんな方々のために鼻腔の響きを掴むドリル練習法になります。毎回練習前のルーティンにぜひ取り込んでみてください。初日でもかなり歌いやすくなります!
明朗な日本語の発音こそ、音程を正確に歌う技術につながります。 言葉を分解すると子音と母音にわかれますが、子音はまさに言葉の入口! その入口を整える事がまずは大切になります。口の奥で発音された子音を息とともに上顎を滑って、ゲーテの骨にあたると、明朗に言葉が響きます。 子音がゲーテの骨にあたる感覚を養い、歌に生かしていきましょう!
母音の種類を理解して、無理に鳴らそうと母音が崩さずしましょう。下顎を動かしすぎてなるポジションがさがりすぎたり、唸りすぎると次の音程以降の支障になります。 また自分で正しい母音がわからない時のジャッジの仕方も説明しています。 今一度自分の癖をみつけ、整っていない母音の発音で歌いにくさを解消しましょう!
歌は軟口蓋をつかって初めて整います。 息を鼻腔にあてるため。 整った母音を発音するため。 喉をしめず声帯に負担をかけないため。 さりとて、軟口蓋を上げる感覚はなかなかないもの。 軟口蓋をあげる訓練を動画を参考に練習してみてください!きっと喉が楽になるでしょう。 軟口蓋をいつ上げて歌うか。 歌も準備が必要です。ブレスの後出たとこ勝負では毎回変わります。ブレスの時にきちんと軟口蓋をあげて、喉の奥がスッと涼しさを感じて音程を頭でイメージしておきましょう。 ※いつものエンディングはありません(撮り忘れました🙇♂️)
歌の息は、私たちが生きるための生命保持の呼吸とかわらず、大袈裟にしないで、コンパクトに保つことが苦しくならない秘訣。息の太さも自分がコントロールできる範囲で歌いましょう。細くしてもスピードはかえず、停滞しないように。停滞は逆に苦しくなります。 またコンパクトな鼻呼吸は腹式呼吸の鍵となります。 動画のとおり練習を繰り返す事で、ブレた時も直しが効きます。たくさん練習して感覚を養いましょう。
子音に左右されない母音を整える産字のやり方、またガ行の鼻濁音のやり方の動画になります。 N行、M行、G行は母音を鼻声にしてしまいます。 鼻声のまま母音を伸ばしても美しくないので、鼻声を回避する産字の練習法を解説しています。響きを調整して美しい母音で歌いましょう!
地唄において、上にアタルときは音程をしゃくりあげます。譜面上の音程に正確に飛ぶと音符を歌っているようになりすぎます。あくまで目安にして、その辺りまでしゃくりあげるようにしましょう。 動画ではそのシャクリ上げの練習法を解説。 この練習法は地声からミックスボイスを通過し、裏声まで滑らかにいく練習です。 また、1日の初めの声出しのルーティーンにも最適です。 何度もやって感覚をつかみ、歌に生かしましょう。
地唄のアタリのコツや当たる時の技法を解説した回になります。 アタリのコツは、 1、よく弾む 2、ボイスチェンジをうまくかわすための技法を使う 3、2の技法の選び方は歌詞や場面による そんな事を解説しています。 八千代獅子の前歌の一節をつかっています。 アタリで音痴になりがちだったあなた、 今日から怖くありませんよ!
地唄箏曲の歌の奏法、フリについての解説です。 楽譜の捉え方、フリの本質、練習の仕方など説明しています。上手くできるまでには時間のかかる技法です。まずは正確に音程をとれるように慣れるところからやっていきましょう! 聞かせどころにこの技法は使われやすいですね! ぽしゃるとわざわざその歌節にフリをやる意味が台無しなので是非いつでも決まるように身につけていきましょう!
古典曲初歩の代表作 八千代獅子でもありますが、華やかさと品格を持ち合わせている名曲。まずは譜読みの仕方、歌の練習法などざっくりとした事をまとめた動画です。 様々な練習法の気をつけるべき点を最低限ピックアップしています。手のみの練習、リズム読み歌唱、母音歌唱など中井智弥の練習法のルーティンを紹介。 この機会に古典曲の面白さや勉強の仕方を学んでもらえたら幸いです。
中井智弥おすすめの練習法です。 難しい曲、フレーズはゆっくりのテンポで、リズムを付点にし弾んで練習します。段々とテンポをあげ慣れていきましょう。原曲と同じくらいのテンポまであがったら、リズムを原曲通りのストレートにします。 ややこしいフレーズや間違いやすいフレーズは何度も弾んで練習すると、かならずできるようになります。 しかも、力技でなく軽やかに脱力しながら演奏でき、急いで前のめりになるのも防げます。 頭の体操にもなるので、さまざまな曲で是非行き詰まったら弾んで練習してみてください。千本ノックで、ノーミスで弾けるようになりますw
前弾きは古典曲にも宮城曲にも多くありますが、曲の世界観を作る大事な部分になります。 前弾き以降どんな展開があるのか、期待感を持たせることも大切なツカミの部分でもあります。 さて、前弾きの絶妙な躍動や締まりをらしくまとめるには、間合いをどう捉えるか大事です。 間合いの捉え方についてのレクチャー動画です。この捉え方は合奏の時にも大事になるので、アンサンブルする全員の共通認識としてあると必ず揃います。 合奏の難しさは緩み方が人それぞれすぎてばらつくのでそこの認識を共通させると簡単に合います。 息を揃えてというのは、こういう事ですね。 宴会の時の一本締めや、三三七拍子が揃うのも同じ原理です。この間の取り方を常習化すると、古典らしいフレーズになるので、お役立てください。
強押から弱押の押し分けがきっちりできない方向けのコツの動画です。今まで押手が決まらなかったのにはいろんな理由があると思いますが、強押から弱押への移行はこれで大丈夫! 練習してみてください。
演奏時の重心で姿勢(背骨のアーチ具合)が変わるお話と、楽器との距離感、どれくらい斜めに座るべきかを紐解いています。 斜めに座る生田流は譜面台も斜めに座った視線の先に置く方がよいですね。また弦をみるのも、最小限にしましょう。身体をねじると、斜めに座る意味がありません。 昔の検校さんや盲目の方は糸を見なくても弾けています。糸を見ないで演奏する稽古もぜひこの機会に始めましょう!
基本的な音の合わせ方、ピタゴラス音律、純正律、平均律の違いから、平調子はどうとるべきかを紐解いています。上記の代表的な三つの音の合わせ方は時代によりやる音楽の違いで生まれてきました。 箏もやる音楽により、調弦法を変えるべきです。 それぞれの長所と短所を理解して、やる音楽にあわせカスタマイズしましょう!それが新しく柔軟な考え方です。こうでないといけない!という風にしていくと行き詰まります。 また平調子をチューナーでピタゴラス音律に寄せるコツも説明しています!どうぞご参考に!!
箏の基本的な演奏のコツのなかに、腕をどうつかうか??という技術があります。それが肘から下の内旋と外旋。 それぞれ使う筋肉、効果、副作用を説明しています。いままで内旋と外旋を意識されなかった方は是非これからその長所と短所をわかって使っていきましょう。 今まで弾ききれなかったフレーズを内旋と外旋を使ってトライしてみてください。
シャシャテンやカラカラテン等向こう指と親指ミックスの節やフレーズは親指の位置がいつもテンと弾く位置でそれぞれを演奏する事が速弾きの秘訣です。 親指が無駄に動くとそれに伴い手首が無駄に動きます。それを無くすことがとても大事になります。 親指が動く人は親指を押さえつけて人差し指や中指が動くように練習してみてください!
なにかと撹ぎ爪 シャンが色々やりすぎて迷子の方。または初心者で、シャンが決まらない方向けのレッスン動画になります。 一と二のシャンは先生や流派で色んな考え方が有りますが、これも運動生理学的に基づいて考えると、向こう指互助組合と中指ニュートンの合わせ技が基本となります。 そして、悩み出したら自分の音がシャンと聴こえるかどうか、きちんと聴くということが解決の糸口になります。 今一度自分のシャンがきちんとシャンと聴こえるかどうか、よく聴きながら演奏してみましょう。 爪がしっかり寝かせて、二本弾くと思わず、一から二の弦の幅の太い弦を鳴らすと思って弾くと、トテンとならなりません。三の弦で中指、薬指、小指と着地させてください。 楽器の中に音を入れ込み、豊かにひびかせると段物の曲調において一気に品格を生み出します。是非お試しを。
シャシャテンのテン、ツルテンのテン。 いずれも節じりの音をしっかり弾いてあげることで脱力できるのと、頑張った余力で次の節頭からの手を動かせます。 また、リズムもイーブンではなく、テンとしっかり弾いて脱力する時間を設けることで次の節頭の一発目が少しおくれ、結果節じりのテンに寄ります。その方が節としてまとまり、曲を小気味よくしてくれます。 リズムがイーブンは正確でちょっとつまらない印象になります。 節じり円運動は、エネルギーの円運動であり、リズムの円運動でもあります。 テンの弾き方をこの動画でマスターし、脱力のためにお役立てください。一つ前の動画「脱力のための頑張りどころ」と合わせてみて下さいね。
脱力のコツは頑張って弾いた瞬間に抜く事です。 太鼓を打つ要領と同じようにちゃんと打点がはっきりさせて弾くと、次の弦で爪や向こう指が止まった瞬間に脱力ができるのです。 脱力するためにはある程度しっかり弾く、いわゆる頑張りどころがあって初めて脱力できるのです。 そうすると頑張った部分のエネルギーの余力で他のところを弾けるようになります。 節頭や弾き直しするところ(爪を上から当てるところ)や節尻がその頑張りどころになります。 今回は節頭や弾き直しするところをメインに解説。次回は節尻の方を解説。二回ワンセットとおもって、ご視聴ください。 これをマスターすると、大きな飛躍があります。脱力するためには、まずきちんと弾く事が大切になりますので、基本の「さりとてテンテンテン」がとても大切になるのです。 動画ではミスの原因に触れつつ、脱力のコツと手をフィジカルに使いながら演奏する大切さやコツを解説しています。