箏の演奏は基本的に生理学的な人間の手の使い方をしないと思うような力や速さはだせません。それどころか誤った使い方は手を壊してしまいます。
人差し指や中指を使うときは薬指と小指も一緒にうごかすのを基本にしましょう。(フレーズによってはそれが不可能かなともあります)
向こう指を揃えると、力ではなく腕の重みで弾けたり、指の運指が綺麗に見えます。常に意識づけして、正しい手の使い方を身につけましょう!
しかしながら重いものをあまり持たない女性や若い男性箏奏者は手が未発達。どんなに早く弾いている奏者の中にも小指側が未発達で親指側ばかり育ってしまっている方を多数見受けられます。
過信せず、今一度正しい手の使い方に沿った演奏法に立ち返ってみてください。今は良くても将来の身体の故障を無くすために。そして間違った伝統を次代に受け渡さないために。