介護予防の現場では、要支援者や軽度者に対するリハビリの関わり方が大きく変化しています。
個別訓練だけでは生活機能の維持・向上につながりにくく、地域活動や住民主体の取り組みとどのようにつながるかが、介護予防の成果を左右する時代になっています。
本セミナーでは、介護予防事業における軽度者支援をテーマに、地域活動とリハビリテーションが交わるポイントを整理します。
通いの場や地域サロン、住民主体の活動に対して、リハビリ職がどのような立場で関わるべきか、専門性をどこまで発揮するのかについて、実践的な視点で解説します。
軽度者支援では、「治す」ことよりも「続けられる仕組み」をつくることが重要です。
専門職が前に出すぎても住民の主体性は育たず、関与が弱すぎても効果や安全性を担保できません。
本セミナーでは、その適切な距離感や関わり方を具体的に学びます。
これから地域包括ケアの中で役割が広がるリハビリ職にとって、地域活動との接点を理解することは不可欠です。
地域での介護予防に関わりたい方、軽度者支援に課題を感じている方に、ぜひご参加いただきたい内容です。
講師
浅田健吾先生
株式会社colors of life 訪問看護ステーション彩
在宅リハビリテーション&ケアスクール 講師
平成21年に関西医療技術専門学校を卒業し、作業療法士の免許取得する。
回復期・維持期の病院勤務を経て、令和元年より訪問看護ステーション彩での勤務を開始する。
在宅におけるリハビリテーション業務に従事しながら、学会発表や同職種連携についての研究等も積極的に行っている。
大阪府作業療法士会理事を務めている。
また、平成30年からは大阪府某市において自立支援型地域ケア会議や短期集中介護予防サービスでも活動している。